あまが池プラザからのお知らせ一覧です。
VR認知症体験16時まで開催中です!(どなたでも体験して頂けますよ)
バーチャルリアリティーの専用ゴーグルを目元に装着して、認知症があるご本人の体験をリアルに
感じる事ができるイベントを開催中です。
5つのパターンの認知症の症状や家族とのやりとり、が360度、ご本人になった気分で
見渡し、認知症になられた方がどういう状況に置かれているかを体験出来ます。
ということで、私、体験させて頂きました。
バーチャルリアリティーそのものが初めての体験でしたので、360度ぐるぐる見渡しても
ちゃんと映像が見え、本当に自分がその中にいる感覚にまず、ビックリ!
そして、ストーリーは始まるのですが、おじいちゃんが物忘れがひどくなっていくのですが、
何度も同じ質問をしたり、失敗をしたりすることに、家族はだんだんイラついていきます。
「何度同じことを言わせるんだ!」「何回失うんだ!首からぶら下げておけよ!」と
きつい口調で攻め立てられることで、おじいちゃんは、「なんで家族は私をいじめるんだ!?」
と追い詰められていきます。
そしてついに辛くなり、家を出て徘徊が始まります。
そんな状況のおじいちゃんですが、家族がおじいちゃんの認知症を理解して、接し方を変えていくうちに
おじいちゃんの心も落ち着きを取り戻して生き、穏やかな家族団らんの時を過ごすことが出来るようになっていきます。
そんな認知症本人体験を体験させて頂き、複雑な気持ちになりました。
私も高齢の親に何度も同じことを繰り返し聞かれたとき、きつい口調で、「何度も言ってるやん!」と
言う事があるからです。
親子だからこちらの甘えもあり、つい言ってしまいがち、かもしれませんね。
他所の人には言いませんものね。
子どもにそんな風にきつく言われたらショックですよね。
忘れようとして忘れたわけじゃないですから。
家族の理解こそが大切。わかってはいるんですけど、それがなかなかむつかしい!
そんなどこの家族にもある、考えさせられる体験でした。
主催されているのは、ツクイ守山今宿デイサービスさん。
人生100歳時代。
誰にも来る老い。
避けては通れません。
このバーチャルリアリティーを通して、認知症について、家族について考える機会を体験・参加してみませんか?
2月22日(金)16時まで開催しています。
参加無料・出入り自由です。
(施設員 木村)